ラピスラズリ 死者の心臓

こんにちは。

今回紹介するのはラピスラズリです。

個人的に気に入っている石の1つです。

効果

ラピスラズリには邪気を払う効果があると言われます。

外にある邪気だけでなく、内側にある悪い感情も払うことから正しい道を指し示す石とも言われます。

ラピスラズリは青地に金が散った模様が星空に見えることから、星の光で悪いものを払う(そういったものは夜に結び付けられることが多いので)、暗闇の中で道を指し示す、とされたのではないかと思います。


名前の由来

ラテン語で石を意味する「ラピス」とアラビア語で青を意味する「ラズリ」が基になっています。

どうして2つの言語が混じっているのかは分かりません。分かったら追記します。


逸話

古代エジプトでは身分の高い人が死んだとき、再生を願ってミイラが作られました。

その際、腐りやすい内臓は取り除かれましたが、死者の心臓は壺に入れられて一緒に埋葬されたそうです。

そして体の中には、本物の心臓のかわりに、ラピスラズリで作られた心臓が入れられたそうです。

古代エジプトでは、死者は冥界の神オシリスの前に連れて行かれ、そこで天秤に自分の心臓を載せられました。

天秤の片方には心理の神マアトの羽が乗せられています。

死者の魂が罪で汚れていると天秤が傾き、心臓は傍にいるアメミットに食べられ、再生できなくなってしまいます。

でもこの時乗せられる心臓は、壺に入れられた本物ではなく、ラピスラズリで作られたものでした。

そしてラピスラズリの心臓なら、天秤は傾くことなく、無事に死者の国に入ることができたそうです。

つまりラピスラズリの心臓は、無事に天国に入るための、免罪符のようなものだったようです。

どこの国でも、天国に入れるかどうかは重要な関心ごとですね。


青地に金が散っています。白が混ざっていることもあります。


浄化

熱や衝撃に弱いので、日光や流水は避けてください。

セージ、月光は使えます。


主要原産地

アフガニスタン、アルゼンチン、ロシア、アメリカ、チリ、ミャンマーなど。


硬度

5~5.5


和名

瑠璃(るり)


誕生石

12月


石言葉

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