ターコイズ(トルコ石) 持ち主のかわりに割れた石

こんにちは。

今回紹介するのはターコイズ(トルコ石)です。

ターコイズの効果

ターコイズは持ち主を危険から守ると言われています。

昔は旅をするのに大きな危険が伴ったため、旅の守護石とも言われ、旅や旅行に出る時にお守りにするといいと言われます。

また、ターコイズは友情の石とも言われ、人間関係を円滑にする力があると言われます。

これは、この石は自分で買うより、他人からもらった方が効果があると言われています。

そこで、ターコイズをあげることでその人の無事を願う、相手を大切に思っていることを示す→関係が円滑になる、ということらしいです。


名前の由来

ターコイズはフランス語で「トルコの石」を意味する「pierre turquoise」からきています。

日本語でもトルコ石と言いますが、実はトルコが原産地なわけではありません。

トルコを通ってヨーロッパに伝えられたことから、こう呼ばれるようになりました。

原産地よりも経由地の印象が強かったようですね。


逸話

ルドルフ2世の皇帝医師だった、アンセルムス・デ・ブートが書き残した話です。

ある日、アンセルムス・デ・ブートの父親は古いターコイズが売りに出されているのを見つけました。

その石はすっかり色あせて、大して綺麗でもなかったので、父親は安く買い取ることができました。

最初は得をした気分だったけど、時間が経ったら何でこんなものを買ったのか不思議になった。そんな経験はないですか?

この父親も同じだったのか、息子に石を押し付けてこう言いました。

「ターコイズは人に渡された時に真価を発揮するという。2人で本当かどうか試してみよう」

デ・ブートは大して嬉しくもなかったようですが、それでもターコイズを指輪に加工して身に着けることにしました。

するとそれからいくらも経たないうちに、石は本来の美しさを取り戻したかのように輝き出し、美しい空色に変わったのです。

さらにターコイズが本来の輝きを取り戻した後、こんなことが起きました。

デ・ブートが細い道を馬で通っていた時、突然馬が暴れてデ・ブートは地面に叩きつけられました。

本来ならケガをしてもおかしくない状況でしたが、不思議と馬もデ・ブートも傷一つなく。

しかし翌朝気付くと、ターコイズは4分の1ほど欠けていたそうです。

さらにその後、デ・ブートが重い棒を持ち上げた時のこと、横腹に痛みが走り、骨が折れるような音が聞こえました。

てっきり骨折したものと思いましたが、調べてみるとどこにもケガはありません。

しかしターコイズは、何も衝撃がなかったにもかかわらず、2つに割れていたそうです。

自分のために買った場合ではなく、人にあげた時に力を発揮するというターコイズ。

大切な人に贈ってみてはいかがでしょうか。


色の種類

水色、青の他、緑を帯びた青色のものもあります。


浄化

水に弱いため、流水による浄化は出来ません。

太陽光、月光による浄化は行えます。


主要原産地

アメリカ、イラン、中国、エジプト、メキシコなど。

トルコでは産出されません。


硬度

5~6


和名

トルコ石


誕生石

12月


石言葉

安全

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