お守りとしての石 石に彫られた模様と効果

こんにちは。

今回は石そのものではなく、石に彫られた模様の話です。

護符として石を持つ場合、石の種類だけでなく、そこに刻む模様にも意味がありました。

石と模様と効果について、13世紀ごろに論文「翼の書」が書かれたそうです。

いくつか挙げると、

ルビーにドラゴン 喜びと健康をもたらす

トパーズにハヤブサ 王や有力者からの好意を得られる

ガーネットにライオン 名声と健康を保つ

              病気を治す

                             旅の危険から守る

クリソライトにロバ   未来を予知する力を手に入れる

ベリルにカエル    敵と和解し友情を生む

ライオンが「名声と健康」「旅の安全」なのは何となくわかるのですが、正直よく分からないものが多いですね。

護符として有名なものには他に古代エジプトの「スカラベ」があります。

スカラベはフンコロガシをかたどって作られました。

日本だとその名前もあってあまり好かれない虫ですが、古代エジプトでは丸めた糞を押している姿が、太陽の動きを連想させて神聖視されたようです。

スカラベは指輪にされてミイラの指にはめられたり、胸の上に置かれたりしました。

死後の世界は暗いものとして想像されることが多いので、道を照らす太陽が欲しかったのかな、と思います。

石はアメジスト(紫水晶)、ジャスパー、ルビー、カーネリアン、ラピスラズリなどが使われたようです。


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