水晶 溶けない氷と考えられた石
こんにちは。
今回はパワーストーンの中でも特に有名な石、水晶です。
石に詳しくなくても名前と外見が分かる人は多いのではないでしょうか。
水晶の効果
水晶は世界各地で産出されるため、逸話が非常に多く、各地でお守りや儀式に使う道具として使われてきました。
パワーストーンとしては浄化力が高い石と言われ、他の石を浄化するのによく使われます。パワーストーンが好きな方なら水晶クラスターや、水晶のさざれ石による浄化をしたことがあるかもしれませんね。
昔の人は水晶を、おそらくその見た目から、水に関するものと思ってきたようです。
ローマの博物誌家であるプリニウスは水晶を解けない氷と考えていたようですし、日本でもかつては水精、現在でも水晶と、水に関する名前がついています。
水晶は浄化力が高いと言われるのは、水を連想させるからかもしれません。
名前の由来
クリスタルはギリシャ語で透き通った氷を意味する「クリスタロス」が由来とされています。
やっぱり見た目から氷を連想したのでしょうね。
逸話
水晶と聞くと水晶占いを連想する人も多いのではないでしょうか。
でも今回は「視る」のではなく「聞く」水晶の話です。
陰陽師として有名な安倍晴明にまつわる逸話です。
もともと、晴明の母は女狐で、人間に化けて晴明の父と結婚し、子供を生んだと伝えられています。
しかしその後正体がバレて人間界から去らなければならなくなり、その際に形見として水晶の球を残しました。
そしてその水晶には、耳に当てると鳥や動物の言葉が分かる力がありました。
その後、成長した晴明のもとに、2羽の鳥が近付いてきて何やらさえずります。
そこで水晶玉を取り出して耳に当てると、驚くべきことが分かりました。
当時の天皇は重い病気にかかって苦しんでいたのですが、その原因は御殿の下に生き埋めにされた蛇とカエルの怨霊だというのです。
念のため晴明が占ってみても、同じ結果が出ました。
早速、晴明は父と共に京へ向かいました。
そしてまたたく間に原因を取り除いて病気を治し、その結果として五位を賜って昇殿を許され、更に陰陽師として召されることになったといいます。
色の種類
水晶というと透明なものを連想されるでしょうが、色のついたものもあります。
もっとも、たいがいは紫水晶(アメジスト)、紅水晶(ローズクォーツ)、黄水晶(シトリン)と、水晶の仲間だけれど別の石として扱われています。
浄化
セージ、太陽光、月光、流水などすべての浄化ができますが、透明度の高いものを長時間日光に当てる場合には、レンズ効果で発火しないよう注意が必要です。
主要原産地
世界各地で産出されますが、現在はブラジルが主になっているようです。他にもマダガスカルやアメリカから産出されます。
硬度
7
和名
水晶(すいしょう)
誕生石
4月
石言葉
純真
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