カーネリアン 指導者の石
こんにちは。
今回紹介するのはカーネリアンです。
効果
カーネリアンは積極性を高め、目標へ向かう気持ちを後押ししてくれると言われています。
名前の由来
ラテン語で肉を意味する「carnis」、あるいは新鮮を意味する「carneolus」が語源とされています。
カーネリアンのオレンジ色が新鮮な肉を連想させたのでしょうか。
逸話
古くからエジプトやメソポタミアで護符として使用されていたようですが、今回はナポレオンが身に着けていたという八角形の印章について紹介します。
ナポレオンは宝石愛好家としても知られていますが、特にカーネリアンでつくられた八角形の印章指輪は、生涯手放すことがなったと言われています。
カーネリアンは当時中東で指導者にふさわしい石と言われていたそうですから、自分が身に着けるべきだと考えたのかもしれませんね。
ナポレオンはエジプトに遠征した時も、この指輪をはめていたそうです。
そしてエジプトの軍隊を打ち破った後、指輪をつけて一人ピラミッドの中にある「王の間」に入り、そこで一夜を過ごしました。
どうしてそんなことをしたのかは分かりませんが、ナポレオンはアレクサンドロス大王に憧れていたため、真似をしたかったのかもしれないと言われています。
大王はエジプトを征服した時、一人でピラミッドの中に入ったと言われているからです。
翌朝、ナポレオンは真っ青な顔をしてピラミッドから出てきました。
そして部下が何を訊いても、何も答えようとはしませんでした。
カーネリアンは古代エジプトでも護符として使用されており、カーネリアンで作られた帯の締め金を持っていれば、無事に死者の国までたどり着けると言われています。
それを思い出しながら何があったのか想像すると、面白いですね。
ちなみにこの印章はナポレオンから最初の妻ジョゼフィーヌの娘(前の夫との子供)オルタンスに譲られ、更にその子供ナポレオン3世に受け継がれたそうです。
ナポレオン3世はそれを護符として身に着けるよう遺言を残して息子(ナポレオン4世)に譲りますが、ナポレオン4世がズールー戦争で戦死した際に指輪は持ち去られ、以後、現在まで行方が分からないそうです。
色の種類
オレンジ、褐色、赤
名前の所でも書きましたが、お肉みたいな色ですね
浄化
紫外線に弱いので太陽光は避けてください。
セージ、月光、流水は使えます。
主要原産地
インド、インドネシア、ウルグアイ、アメリカ、ブラジルなど
硬度
6.5~7
和名
紅玉髄(べにぎょくずい)
誕生石
7月
石言葉
勇気
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