エメラルド 女神とその娘達
こんにちは。
今回紹介するのはエメラルドです。
基本情報はこちら。今回は逸話のみの紹介となります。
白人がやってくる前、アメリカ大陸にはインカ帝国がありました。その首都には巨大なエネラルドが置かれた神殿があったそうです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20200619/13/razuri-25/aa/9f/j/o0640042514776412937.jpg?caw=800)
エメラルドはダチョウの卵(15~18センチ)ほどの大きさがあり、彫刻が施されていました。
神殿に置かれていたことからも分かるように、このエメラルドは女神のご神体として、信仰の対象となっていました。
そして、それほどの大きさではない、小さなエメラルドは皆、女神の娘とされ、お祭りの日には、たくさんの人々が小さなエメラルドを持って参拝に来ました。女神は娘たちに会うのを大変喜ばれるため、エメラルドは最高の供物になると言われたからです。
捧げられたエメラルドは神殿に保管され、時間とともに大量にたまっていきました。
ある日のこと、そこへスペインのコンキスタドール(征服者)たちが到達しました。
その後に起きたことはご想像の通りです。
エメラルドは神殿から略奪され、本国へ運ばれました。
けれど最も巨大なエメラルド、女神のご神体だけは、どこかに隠されてしまったのか、見つけることはできなかったそうです。
現実的な話としては、巨大なエメラルドは正規のルートを通って本国にたどり着くことはなかった、と見なすべきかもしれません。
略奪された品物はたびたび横領されたようですし、途中で船が沈んだり、「本物のエメラルドはとても硬いから、ハンマーでたたいても割れない」というデマを信じた人たちによって、粉々にされたりしたようですから。
けれども本当に、略奪を免れてどこかに隠されたのならいいと思います。
![](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/1bffe8aa.d79106bb.1bffe8ab.d8739226/?me_id=1238671&item_id=10001873&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Fubazakura%2Fcabinet%2F07363487%2F14449v-01.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=pict)
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