クリソプレーズ 勝利と強運をもたらす石

こんにちは。

今回紹介するのはクリソプレーズです。

オーストラリアで多く産出されることと、美しい緑色が翡翠(ひすい)に似ていることからオーストラリア翡翠とも呼ばれますが、翡翠ではなく、カルセドニーの仲間になります。

効果

クリソプレーズは持ち主の力や才能を引き出すと言われています。


名前の由来

クリソプレーズは黄色がかった緑色をしていることから、古代では金の中から生まれると言われていました。

そのためギリシア語で「金」を意味する「chrysos」と「にら」を意味する「prason」がもとになっているようです。


逸話

以前ダイヤモンドの記事でも書いたアレクサンドロス大王は、この石をお守りにして腰につけていたと言われています。

クリソプレーズは古代から強運と勝利をもたらすと言われてきたことから、アレクサンドロス大王があれほどの大帝国を気付き上げることができたのはこの石の後押しがあったからだという人もいます。

アレクサンドロス大王は10年ほどで大帝国を築き上げ、32歳の若さで急死しますが、その後、このクリソプレーズはどうなったのでしょうか。

一緒に埋葬されたのでしょうか。

それとも誰か別の人の手に渡ったのでしょうか。

実はこの石がどこにいったのかは分かっていません。

大王はインド遠征から帰ってきた後、体を洗うためクリソプレーズを外して川に入りました。

するとそれを狙っていたかのように1匹の蛇が石に近づき、あっという間に腰ひもを噛み切り石をくわえて逃げ去ってしまいました。

驚いた大王は急いで部下に探させますが、どれだけ探しても蛇も石も見つからなかったそうです。

大王はその後まもなく病死しますが、これはクリソプレーズと共に大王の強運も去ってしまったからとも言われてました。


色の種類

緑、黄緑


浄化

セージ、太陽、月光、流水どれでもできます。


主要原産地

オーストラリア


硬度


和名

緑玉髄(りょくぎょくずい)


石言葉

繁栄

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