トパーズ 黄昏色の石
こんにちは。
今回紹介するのはトパーズ。
枯葉散る秋の色、ブランデーの色、黄昏色の石と呼ばれる11月の誕生石です。
効果
トパーズは自分が探しているもの、望んでいるものと出会う手助けをしてくれると言われています。
また、悪魔祓いの力があるとも言われています。
名前の由来
トパーズの語源には主に2つの説があります。
ひとつはサンスクリット語で火を意味する「トパズ」に由来するとする説。
もうひとつはトログティテ語で「探し求める」を意味する「トパゾス」からきているとする説です。
トパーズが「探し求める」なのは、この石が取れる島は霧に覆われていて、上陸する為には霧の中を探し回らなければならなかった、そのためこの島をトパゾス島と呼んだ、という言い伝えがあるためです。
逸話
トパーズが取れるトパゾス島は紅海に浮かんでおり、エジプト王の命令で住民たちが石を集めていたと言われています。
また島には盗掘を避けるために番人が置かれ、許可なく近づく者は捕まって処刑されたといいます。
本当だとしたら、勝手にトパーズを掘るのは大変なことですね。
霧の中を、座礁する危険を冒しながら島に近づき、番人たちの目をかいくぐって石を掘り、また霧の中を帰らなければいけないのですから。
しかも、トパーズは昼間に見つけることはできないと言われていました。
採掘しようとする人は暗闇の中を歩き回り、探さなければなりませんでした。
トパーズは夜に光るので、地面が光っている場所を見つけて印をつけ、夜が明けてから目印の場所を掘ったと言われています。
「暗闇の中で光る」と言われたことから、トパーズには「悪魔祓いの力がある」、「夜の恐怖心を取り除く」と言われるようになりました。
最初、この話を「トパーズの逸話」として紹介するべきか迷いました。
なぜなら、昔は、現在のトパーズをペリドット、現在のペリドットをトパーズと呼んでいた、とも言われているからです。
つまり、トパーズとペリドットが逆だったんですね。
だから、上の話も「ペリドットの逸話」として紹介するべきかな、とも思いました。
でも、トパーズに「探し物を見つける」効果があると言われているのはトパゾス島の逸話からきているようなので、「トパーズの逸話」として紹介しました。
色の種類
黄色と青が有名ですが、透明なものやピンク色のものもあります。
浄化
日光に当てるのは変色する恐れがあるので避けてください。
セージ、月光、流水は使えます。
主要産出地
ブラジル、メキシコ、スリランカ、パキスタンなど。
日本でも見つかったことがあります。
硬度
8
和名
黄玉(おうぎょく)
誕生石
11月
石言葉
希望
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