琥珀 人間に恋した人魚の涙
こんにちは。
今回紹介するのは琥珀(アンバー)です。琥珀は樹脂が固まったもので厳密には石ではありませんが。
琥珀の効果
琥珀は体内に溜まった毒素や悪いエネルギーを外に出す働きがあると言われています。
これは琥珀が樹脂の化石であり、樹からできたことが基になっているようです。
名前の由来
アンバーはアラビア語で竜涎香(りゅうぜんこう)を意味する「anbar」からきています。
ちなみに竜涎香はマッコウクジラからとれる結石で、そのままだと臭いものの、燃やすといい香りがするそうです。
琥珀も燃やすといい香りがすることから、アンバーと言われるようになったようです
どちらも嗅いだことはありませんが、松脂みたいな匂いでしょうか。
琥珀の方は虎の魂を意味するようです。
中国では虎が死ぬとその魂が土の中で石になって琥珀になる、と考えられたようです。
逸話
リトアニアに伝わる話だそうです。
昔、海の底には琥珀でできた宮殿があり、そこには人魚の女王様が住んでいました。女王様は海の女神でもあり、彼女の宮殿近くでは、魚を取ってはいけないことになっていました。
しかしある日無礼な若者が現れ、宮殿の近くに網を投げ入れ、魚を取っていきます。女王様は繰り返し配下の人魚を送り、若者に漁を止めるよう言いましたが、若者は耳を貸しません。ついに怒った女王様が自ら若者のもとに出向きました。
女王様は最初、若者を罰するつもりだったのですが、若者があまりに美しかったため、怒りが冷めた女王様は、逆に海の底の宮殿へ若者を誘い、二人は一緒に暮らすことになりました。
しかしそんな二人を見て、女王様の父である雷神は腹を立てました。
神が人間と恋するのは、許されないことだったからです。
雷神は海に雷を落として琥珀の宮殿を粉々にし、若者を殺しました。
そして女王様を鎖につなぎ、永遠に海底に繋ぎ止める罰を与えました。
一人ぼっちで海の底に繋がれた女王様は、来る日も来る日も恋人を思って泣き、流れた涙は琥珀となって海の底に溜まりました。
近くの海岸では海が荒れた翌日に、砂浜に琥珀が打ち上げられることがあります。それは死んだ恋人を思って泣いた、人魚の涙だと伝えられています。
琥珀にまつわる幸せな話も探したいですね。
色
黄色、オレンジ、赤の他に、緑や青もあります。
浄化
変色する可能性があるため、太陽光による浄化は避けてください。
セージ、月光、流水は出来ますが、柔らかくて傷がついやすいので、ぶつけないように注意してください。
主な原産地
ロシア、ポーランド、リトアニアなど。
日本でも取れます。
硬度
2~2.5
和名
琥珀(こはく)
誕生石
3月6日、6月2日、11月7日
石言葉
抱擁
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